前回の続きで「2.Apacheのインストール(Webサーバ)」になります。
こんな内容で記事書いてます。
■バージョン
・CentOS: 7.2
・PHP: 7.2
・Apache: 2.4
・MySQL 5.7
1.Vagrant + Virtualbox のインストール & BOXファイルを使用してCentOS7のインスタンス立ち上げ
2.Apacheのインストール(Webサーバ)
3.PHPのインストール
4.MySQLのインストール
5.CakePHPのプロジェクト作成
まだ見ていない方は良かったら前の記事も見てみてください。
1.Vagrant + Virtualbox のインストール & BOXファイルを使用してCentOS7のインスタンス立ち上げ
というわけで、前回作った仮想環境にApacheをインストールしていきます。
①仮想環境にSSHする
まずは前回作った仮想環境にSSHします。
SSHとは何かと言いますと、
ネットワークを介して暗号化した通信で、
遠隔的にサーバーを操作するという感じでしょうか。
今回は仮想環境なので、ちょっとわかりずらいかもですが、
サーバーにはIPアドレスが設定されていて、
サーバーが例えばアメリカにあったとして、今自分のいるところが東京だとしても
ネットワークを介してアメリカにあるサーバーを操作できますよっていうことです。
なので仮想環境のサーバーに入っていきます。下記コマンドを実行してみてください。
vagrant ssh
こうすると実行したターミナルが下記のようになると思います。
[vagrant@localhost ~]$
これで仮想環境のサーバー(CentOS7.2)に入れました。
ここにApache(Webサーバー)を入れていきます。
Apacheのインストールコマンドは下記です。実行してみてください。
sudo yum -y install httpd
実行するとたくさん文字が出てきてびっくりするかもしれませんが、
どういうものをインストールしてますよっていう内容なので、
あまり気にしなくて大丈夫です。
下記みたいのが出て完了しましたが出ればインストールができたということになります。
... ... ================================================================================ Package アーキテクチャー バージョン リポジトリー 容量 ================================================================================ インストール中: httpd x86_64 2.4.6-89.el7.centos updates 2.7 M 依存性関連でのインストールをします: apr x86_64 1.4.8-3.el7_4.1 base 103 k apr-util x86_64 1.5.2-6.el7 base 92 k httpd-tools x86_64 2.4.6-89.el7.centos updates 90 k mailcap noarch 2.1.41-2.el7 base 31 k トランザクションの要約 ================================================================================ インストール 1 パッケージ (+4 個の依存関係のパッケージ) 総ダウンロード容量: 3.0 M インストール容量: 10 M Is this ok [y/d/N]: y Downloading packages: (1/5): apr-1.4.8-3.el7_4.1.x86_64.rpm | 103 kB 00:00 (2/5): apr-util-1.5.2-6.el7.x86_64.rpm | 92 kB 00:00 (3/5): httpd-tools-2.4.6-89.el7.centos.x86_64.rpm | 90 kB 00:00 (4/5): mailcap-2.1.41-2.el7.noarch.rpm | 31 kB 00:00 (5/5): httpd-2.4.6-89.el7.centos.x86_64.rpm | 2.7 MB 00:00 -------------------------------------------------------------------------------- 合計 3.7 MB/s | 3.0 MB 00:00 Running transaction check Running transaction test Transaction test succeeded Running transaction インストール中 : apr-1.4.8-3.el7_4.1.x86_64 1/5 インストール中 : apr-util-1.5.2-6.el7.x86_64 2/5 インストール中 : httpd-tools-2.4.6-89.el7.centos.x86_64 3/5 インストール中 : mailcap-2.1.41-2.el7.noarch 4/5 インストール中 : httpd-2.4.6-89.el7.centos.x86_64 5/5 検証中 : httpd-tools-2.4.6-89.el7.centos.x86_64 1/5 検証中 : mailcap-2.1.41-2.el7.noarch 2/5 検証中 : httpd-2.4.6-89.el7.centos.x86_64 3/5 検証中 : apr-1.4.8-3.el7_4.1.x86_64 4/5 検証中 : apr-util-1.5.2-6.el7.x86_64 5/5 インストール: httpd.x86_64 0:2.4.6-89.el7.centos 依存性関連をインストールしました: apr.x86_64 0:1.4.8-3.el7_4.1 apr-util.x86_64 0:1.5.2-6.el7 httpd-tools.x86_64 0:2.4.6-89.el7.centos mailcap.noarch 0:2.1.41-2.el7 完了しました!
Apacheをインストールすると、下記のディレクトリが勝手に出来上がります。
「/var/www/html」
上記がドキュメントルートと言われていて、
ブラウザからドメインネームでアクセスすると、
ドキュメントルートのフォルダを見にいきます。
なので、今後CakePHPのプロジェクトを置くのはこのドキュメントルートの下になることは
覚えておいてください。
ちょっと話がそれてしまいましたが、
今はまだApacheをインストールしただけで、
Apacheが起動されていないので、ブラウザからアクセスしても何も表示されません。
なのでApacheを起動します。下記を実行してください。
※CentOS7系 sudo systemctl start httpd ※CentOS6系 sudo service http start
今回の場合は、CentOS7.2なので、上の方を実行してください。
実行するとブラウザからアクセスできるようになるので、
確認してみましょう。
ブラウザに下記URLを貼り付けてみてください。
http://localhost:8080
大きい文字で、「Testing 123..」みたいなのが出たら成功です。
これでApache(Webサーバ)を入れることができました。
CakePHPは「.htaccess」というファイルでリクエストの振り分けを行っていますので、
.htaccessを使えるようにする設定を、Apacheにしてあげなくてはなりません。
設定ファイルをいじるので、念の為バックアップを取っておきます。
sudo cp /etc/httpd/conf/httpd.conf /etc/httpd/conf/httpd.conf_bk
バックアップが取れたので、Apacheの設定ファイルを下記コマンドで開いてみてください。
sudo vi /etc/httpd/conf/httpd.conf
設定ファイルなので、ちょっとおかしくするだけで、動かなくなってしまいますので、
気をつけでくださいね。
下記のように修正してみてください。
<Directory /> Options FollowSymLinks AllowOverride All </Directory> <Directory /var/www> Options FollowSymLinks AllowOverride All Order Allow,Deny Allow from all </Directory>
「<Directory />」というのと「<Directory /var/www>」と書いてある箇所が
httpd.conf内にあるので、そこの中身を上記に書いてあるように修正してください。
viエディタの使い方はちょっと調べてみてください。
編集内容を保存して、viエディタを抜けたら、
Apacheを再起動する必要性があります。
設定ファイルを修正したら再起動と覚えておきましょう。
下記コマンドを実行してください。
※CentOS7系 sudo systemctl restart httpd ※CentOS6系 sudo service httpd restart
これでApacheの設定とインストールは完了です。
それでは次回は、
をお送りします!
ありがとうございました。